小暑 7月7日頃〜
大暑来れる前なれば也(歴便覧)
梅雨明けが近く、本格的な暑さが始まる頃。集中豪雨のシーズン。
蓮の花が咲き、蝉の合唱が始まる頃である。
(「歴便覧」は天明七年(1787、寛政十年(1798)に再版)に出版された暦の解説書です)
暑さがどんどん強くなっていくという意味があり、
この頃から暑さが本格的になってきますが、梅雨の終わる頃で、
集中豪雨が多く発生する時季でもあります。
7月7日といえば七夕です。織姫と彦星が年に1度の逢瀬をする日とされていますが、今の暦では梅雨明け前で天の川も霞みがちです。
七夕に降る雨を「洒涙雨(さいるいう)」というのですが、
織姫と彦星が逢瀬のあとで流す涙雨、あるいは逢瀬が叶わなかった哀しみの雨といわれており、七夕の雨の切なさが伝わってきます。
梅雨が明け、強い日差しと共に気温が一気に上がる時季のため、体調を崩しやすくなる頃でもあります。
天気予報やニュースで「小暑」という言葉を耳にしたら、本格的な夏を迎える合図だと思ってください。暑さを乗り切るために、しっかり食べて体力をつけておきたいですね。
二十四節気では、小暑の次は7月23日の「大暑(たいしょ)」です。 写真:楓
バックナンバー
立冬
11月7日頃〜
小雪
11月22日頃〜
大雪
12月7日頃〜
冬至
12月21日頃〜
小寒
1月6日頃〜
大寒
1月21日頃〜
立春
2月4日頃〜
雨水
2月19日頃〜
啓蟄
3月5日頃〜
春分
3月20日頃〜
清明
4月5日頃〜
穀雨
4月20日頃〜
立夏
5月5日頃〜
小満
5月21日頃〜
芒種
6月5日頃〜
夏至
6月21日頃〜
小暑
7月7日頃〜
大暑
7月23日頃〜
立秋
8月7日頃〜
処暑
8月23日頃〜
白露
9月7日頃〜
秋分
9月23日頃〜
寒露
10月8日頃〜
霜降
10月23日頃〜