清明 4月5日頃〜
万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれる也(歴便覧)
清浄明潔の略。晴れ渡った空には清浄明潔という語ふさわしい。
地上に目を移せば、百花が咲き競う季節である。
(「歴便覧」は天明七年(1787、寛政十年(1798)に再版)に出版された暦の解説書です)
春先の清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔」という語を略したもので、草木が芽吹きだして、草木の種類が明らかになってくる日を意味します。
この頃の晴れ渡った空や芽吹く新芽、咲き出す花々には、まさに清浄明潔の語がふさわしく、万物が若返り、清々しく明るく美しい季節です。
中国の清明節は日本のお盆のような日にあたり、お墓参りや散策が盛んに行われるようです。日本でも、沖縄県ではシーミー(清明祭)と呼ばれ、お墓参りや墓前で食事を楽しんだりする春のイベントとなっています。
春分の後に東南から吹いてくる穏やかな風を清明風といい、北風の吹く季節が終わり、暖かい春になることを示します。しかし、雨が多い時季で、暖かくなった後に暖かくなった後に小雨が降り続いて寒くなったりもしますので、体調にはお気を付け下さいね。
二十四節気では、清明の次は4月20日の「穀雨(こくう)」です。 写真:桜
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